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教えて!真弓先生

マスコミが教えてくれない食のキケン このコーナーでは、小児科医・真弓定夫先生が、みんなの”食”についての疑問にお答えし、食生活のアドバイスや健康相談をしていきます。
第1回 牛乳編 第2回 ごはん編 第3回 お肉編 第4回 砂糖編
うっかりママへの食卓カウンセリング(4)「白砂糖が魔薬だなんて…」
私は、4歳の女の子を持つワーキングママです。
シュークリーム、プリン、アイスクリーム、ケーキ…。うちの子どもは、甘いものが大好き。というのも、私が大のチョコレート好きなんですもの…。「親ゆずりかな」と思っているのですが、これってダメダメ?

Q 先生のマンガ「白砂糖は魔薬!?」を読ませていただきました。白砂糖と同じように、コーヒーや紅茶に入れるグラニュー糖も、同じく身体に悪いんですか?
A 喫茶店に置いてあるようなグラニュー糖って、いつまで経っても腐らないでしょう?現に、白砂糖は化学方程式で表わせるから、薬であってそれが「食べ物ではない」という証拠。食べ物でないものを過剰に摂取すれば、身体に悪いのは当たり前ですね。もし甘さが欲しいようなら、代わりに黒糖などを使ってみてはいかがですか?(※)白砂糖の代わりにお料理にも使ってください。調味料という意味で、大豆からできている味噌やしょうゆなどはOKです。塩も自然のものならいいですが、食卓塩のような化学のものではだめですよ。

うっかりママ「なるほど。食べ物ではなく薬だったんですね。それを毎日お料理に使っていたなんて、ぞっとします…」

※黒糖と白砂糖の違いは?
白砂糖は分蜜糖、黒糖は含蜜糖として分類されます。黒糖はさとうきびを原料としているので、精製された白砂糖と違ってミネラルやカルシウムなどが豊富に含まれています。さらに黒糖のメリットは、中性脂肪や悪玉コレステロールの生成抑制、動脈硬化、肝臓障害、高血圧症、ガン、便秘、肌荒れ、
肥満などの予防にいいとされています。 もちろん賞味期限があり、古くなるとカビが生えてしまうのが身体にいい証拠です。ただし、色だけで判断せず、成分表に「さとうきびが原料の純黒糖」と記されたものを選んでくださいね。 (アメリカでは、精製されていない砂糖は汚染物質が含まれているという理由で販売が禁止されています)
Q ケーキなどお菓子を作る時に三温糖を使っています。これはどうですか?
A 身体に悪い白砂糖に、さらに熱を加えているのが三温糖。値段が高くて自然のもののように見えるけど、実は白砂糖と同じくらい加工されたものなんですよ。

うっかりママ「見た目にだまされていたんですね。これからは成分表などをよく見るようにします!」
Q 水分補給にスポーツドリンクを子どもに飲ませています。コーラよりはいいと思っているのですが、これも飲ませ過ぎるとダメ?
A 野菜や海草の主成分が入っているから一時的にはいいですよ。スポーツ時や、熱を出している時、体調を崩している時など、普段より摂らなければならない時に飲ませるといいんです。ただし、糖分が6%も入っているから常時飲むのはお勧めしません。

うっかりママ「あー、私なんて、ついついお水代わりに飲んでいるから、
ダメなのよね…。子どもにも注意させなくちゃ」
Q チョコレートはポリフェノール入りだから身体にいいという風潮がありますが…?
A やつどき(室町時代には2時頃)といわれてきたように、もともとの“おやつ”の意義を考えてみましょう。子どもというものは、一日のカロリーが三食では補えないから間食(おやつ)する必要があるのです。ならば、三食と同じ内容のものを摂るようにするのが本当はいいのです。空腹時に砂糖たっぷりのお菓子を与えるとどうなるでしょう?身体に悪いものをそのまま吸収してしまいますよね。福岡の高取保育園の西園長は、おにぎりのおやつを実行しています。はだかで外遊びをさせているので、子どもたちの表情がイキイキしているんです。

うっかりママ「わが家のおやつは、いつも甘いものばかりでした。反省…。考えを改めて、おにぎりをにぎるようにします!」
Q 糖尿病患者が増えているのも、白砂糖の影響が大きいのですか?
A 糖尿病は40〜50代になってから急に発病したりします。遺伝的な疾患による発病パターンと、砂糖の摂り過ぎによる素因の発病パターンに分けられます。本来はごくわずかな人がかかる病気であるはずなのに、今では生活習慣病の一つとして予備軍が膨大な数になってきています。しかし、これは日頃の生活習慣の改善によって避けられるので、砂糖を摂り過ぎないように注意するのが第一の策といえるでしょう。
Q 子どもが白砂糖を摂りすぎると、成長に影響が出るのですか?
A
1日に食べてもいい白砂糖の量は、子どもが20g(角砂糖約3個分)、大人が40〜50g(角砂糖約7個分)です。それ以上の摂取は、太るのはもちろん、虫歯や骨折、肌荒れ、便秘、生活習慣病など色々な悪影響が出ます。特に骨がやられると、もちろん頭蓋骨にも異常が出ます。それが脳に悪影響を与え、非行に走ったり、キレやすくなったりするのです。
うっかりママ「そういえば、子どもはもちろん、私もこの頃、怒りっぽくなってきたような…。甘いものが原因だったのね…。子どもたちが非行に走る前に、改善しなくちゃ!」 カルシウムやビタミンB1が奪われる!
Q 疲れた時に“甘いもの”を摂りたくなりますが、元気が出るのは気のせいですか?
A 疲れた時に甘いもので癒される、ってことは、それが薬だからです。そもそも40年前には、アトピーという言葉はまだ知られていなかったでしょう?それが白砂糖の消費量とともに、生活習慣病の死亡率も増えてきて、これらの子どもの病気も増えてきたんです。これが2000年、3000年と続くと、怖いですよね。でも今からでも遅くはありません。とにかく要は、これまでの連載にあるように「生まれた土地の食べ物を食べる」ことを心がけていくことです。「腐らないものは毒だ」と覚えておけば、健康な食生活になるはずです。

うっかりママ「疲れた時に甘いもの、これぞ悪い習慣だったのね。そういえば、すぐ眠くなったり座りたくなるのは甘いものの摂り過ぎ、という話を聞いたことがあります。元気になるためには野菜と魚と大豆製品!これからも健康家族めざして、がんばります!」
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今回のまとめ(うっかりママMemoより)
■なぜ白砂糖が魔薬なの?→白砂糖は化学方程式で表せるから、食べ物ではない=つまり薬と同じ!
		■グラニュー糖や三温糖はいいの?→色がついていても、精製しているものは白砂糖と同じく身体に悪い!→原料が「さとうきび」の黒糖を使いましょう。
		■1日に食べてもいい白砂糖の量は?→子どもが20g(角砂糖約3個分)大人が40〜50g(角砂糖約7個分)→スポーツドリンクなどにも糖分が多いから注意!
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